「鍼灸」と聞くと、どんなことをイメージされますか?
やはり真っ先に「痛そう」「怖い」などが浮かぶでしょうか。
僕の周りでも、未体験の方はまず「針を刺すんでしょ?痛そう~」という反応が多いです。
「心身は辛くてそろそろ限界、マッサージもその場しのぎだし…鍼灸って実際どうなんだろう?でも痛いのは嫌だし、はじめの一歩が踏み出せない…」
という方がとても多いので、そんな未知の怖さを払拭していただき、鍼灸へのハードルを少しでも下げてもらえるよう、鍼灸治療について少しずつご紹介していきますね。
まずは鍼灸の「鍼」、はりについて。
身近なものだと裁縫用や注射用の細長いものを連想されるかと思います。それなりに太さはありますし、刺した時は痛いですよね。
鍼灸のはりも、細長いという点では同じですが、実は尖端の形状が少し丸く加工されています。
この形状のおかげで血管や神経を傷つけずに、痛みをできるだけ軽減できるように出来ているんですね。
また、特徴的なのが細さです。
ごく細いものは「約0.1mm」ほどなので、髪の毛くらいでしょうか。
ちなみに、蚊の針の太さは「0.06~0.08mm」ほどと言われていますので、それよりもやや太いくらいですね。
どれだけ細いか、イメージつきますでしょうか?
注射のような鋭い痛みを想像して身構えていたのに、「え?いま刺さってるんですか?」なんておっしゃる患者さんもたくさんいらっしゃいます。
感じ方には個人差がありますが、ほとんどの方は2回目から安心して受けていただいていますね。
それでもやっぱり気分的に怖い!という方には、「刺さないはり」からご提案することもあります。
「刺さないはり」については、また次回詳しくご紹介しますね。
ご不明なことや知りたいことなどありましたら、いつでもご質問くださいね。